先日、自宅の固定電話に郵便局員を名乗る男性から電話がかかってきました。地元で一番大きな郵便局の名前を語っていました。
「今、お話してもよろしいですか?」
これは詐欺じゃないの!?と真っ先に疑い、慎重に会話を進めました。
一体何事なのか?とても怖かったです。
この記事のもくじ
満期を迎えた郵便貯金をお持ちですね
郵便局員を名乗る男性から「10年満期を迎えた定期・定額貯金を3件お持ちですね」と言われてまじ怖かったんです。
どうしてそんなことを知ってるの!?こわすぎっ!
電話で個人情報(名前、住所、電話、生年月日)や、キャッシュ番号の暗証番号や貯金の金額を尋ねられたら絶対詐欺!警察に通報しなくては...
でも、その男性は特に何も具体的な情報を聞き出そうとする様子はありません。
そのかわり、郵便貯金の満期を迎えたら早めに払い戻しをしてください、と丁寧に説明してくるんですよね。
詐欺の電話じゃなさそう?なんなの?疑いつつもしばらく電話で事情を聞きました。
満期を迎えた定期・定額貯金を放置すると...
郵便局に預けていた定額・定期貯金は満期になると自動的に普通預金に振り替えられていましたよね。今も同じくそうなるんだろうと信じていました。
定額貯金なら10年が満期、定期預金は5年の満期でした。
ところがルールが変わって、郵政民営化でゆうちょ銀行になった後(平成19年10月1日以降)は、満期後20年2ヶ月経つと権利が消滅して払い戻しが受けられなくなるとのこと。
今まで大切に貯金をして蓄えていたお金が没収されるなんて!これは大変です(っていうか、誰が決めたの?そんなのあり?と思いました)。
満期を迎えてからさらに20年2ヶ月後に権利が消滅するので、まだ先の話とも言えますが、
ただ20年2ヶ月後には誰もが年を取り、貯金のことなど忘れてそのまま放置していると、貯金は没収される羽目になってしまう可能性は大ですね。
郵便局員の男性は「できるだけ早く郵便局へ行って払い戻してください」と言って電話を切りました。
郵便局員を名乗る男性からの電話は詐欺ではありませんでした。
まぁ親切というか丁寧というか、電話をもらってありがたかったです(笑)。
満期を迎えた貯金の払い戻しで郵便局へ行く時の準備
せっかくもらった電話だしその日は時間もあったので、当日に郵便局へ行きました。
<払い戻し手続きに必要なもの>
<払い戻ししたお金をその場で別口座に貯金する場合>
払い戻しで手間取ったこと
払い戻しはスムーズに行ったのですが、窓口で何かがトラブっててなかなか手続きが終わりません。
何かと思ったら、払い戻したお金を入金するつもりで持って行った総合口座の通帳が使えなくなっていたんです。
そう、数年前に通帳のないゆうちょダイレクト+に切り替えてたのを忘れていました。すでに通帳は無効になっていて総合口座にお金を入れることはできませんでした。
代わりにキャッシュカードがあれば入金できたのですがあいにく持参していなかったので、最終的には払い戻したお金を現金で持ち帰ることになりました。
それほど多額の現金ではありませんでしたが、いつもより多くの現金を持ち歩くのって好きじゃありません。
まとまった金額を払い戻す方は、通帳とキャッシュカードを持って行った方が良いかもしれませんね。
満期を迎えた郵便貯金は早めに払い戻そう
郵便貯金は満期になるとお知らせのハガキが届きますよね。お知らせを受け取ったらそのまま放置せずに早めに窓口で払い戻しを受けましょう。
払い戻しを受けたお金は、そのままゆうちょ銀行の総合口座に入れて新たに定期預金にするもよし、別の銀行に移してより金利の高い運用をするもよし。
自分の資産の棚卸しにもなりますね。